5. 淹れ方で変わる味の世界:ハンドドリップの基本
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◆ 要点まとめ
• お湯の温度・注ぎ方で味が変わる
• 「蒸らし」はハンドドリップの大事な一手間
• 難しく考えすぎなくてOK。リズムが大事
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珈琲は淹れ方ひとつで、驚くほど味が変わる飲み物です。
同じ豆でも「すっきり軽やか」にも「どっしり濃厚」にもなります。
特に“ハンドドリップ”は、少しの工夫でその違いが大きく出る方法。
はじめての人にこそ、ぜひ試してほしい淹れ方です。
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ハンドドリップの基本の流れ(ざっくり5ステップ)
1. ドリッパーにフィルターと粉をセット
2. 沸かしたお湯を少し冷ます(85〜92℃が目安)
3. 少量のお湯をそっと注いで「蒸らす」(30秒ほど)
4. 中心から“の”の字を描くように、数回に分けて注ぐ
5. 落ちきる前にドリッパーを外す(苦味の出すぎを防ぐ)
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味を変える3つのポイント
• お湯の温度
高いほど苦味が強く、低いと酸味が際立ちます。
• 注ぐスピード
ゆっくり注ぐと濃く、早めだとすっきり仕上がります。
• 蒸らしの時間
香りと旨みを引き出すために、30秒ほどしっかり。
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「えっ、こんなことで味が変わるの?」と思いましたか?
でも本当に変わるんです。
そして一度その“変化”を感じると、淹れる時間そのものが楽しくなってきます。
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